お客様の「したい」を、叶えます。
商業のデザインとは?「売れること」
地域のデザインとは?「雇用を生むこと」
社会のデザインとは?「告知すること」
役立つデザインとは?
そんなことを考えながら32年。
和歌山には自慢できる(ひと、もの、こと)が沢山。
これからも地場の資源を活かしたデザインを提案したいと思います。
デザインの75%はお客様に。
ブランディングは信用を告知すること。
Announcement
2006年 越境するプロダクト
- 紀州漆器の普及とPRの研究
- ギャラリートマト
2007年 紀州の手みやげ展
- 紀州のお洒落な手みやげの開発
- 和歌浦アートキューブ
2011年 紀州の手みやげ展2
- 紀州のお洒落な手みやげの開発
- 和歌浦アートキューブ
2011年〜 ほうぼわかやま(地元情報誌)
- 発行主旨に共感し編集を応援
- vol.7、vol.8、vol.11、vol.13、vol.14、vol.15、vol.16、vol.17、vol.19、vol.21
2013年 熊野アピールズ2013
- 2011年紀伊半島豪雨の復興の応援
- 熊野本宮館、新宮市役所ロビー、那智勝浦町体育文化会館、和歌山市NHKギャラリーわかまる
2014年 熊野アピールズ2014
- 2011年紀伊半島豪雨の復興の応援
- 熊野本宮館、和歌山市NHKギャラリーわかまる
2015年 熊野アピールズ2015
- 2011年紀伊半島豪雨の復興の応援
- 和歌山市NHKギャラリーわかまる
紀州高野組子細工の販促と継承
2015年 紀州高野組子細工 池田 秀峰展
組子細工とは、鎌倉時代に生まれた木工の装飾技術です。
江戸時代に高野山麓に伝わり変化、発展をとげた紀州高野組子細工は
和歌山県知事指定郷土伝統工芸品です。
優れた組子細工の世界を多くの人に知ってもらおうと紀州高野組子細工七代目の池田秀峰展を企画。
日本国内には組子細工を作れる職人さんは数人いらっしゃいますが、
池田さんの考案した「きのくにちぎれ・はめ込め技法」は独自に編み出した技法であり、
その組子細工は具象柄に秀でた唯一無二の存在で圧倒的な意匠力を誇る装飾技術です。
日本国内でもその存在を広めようと展示会の企画や工夫をこらしたDMを制作してきました。
展覧会を機に東証一部に上場する地元企業にお買い上げいただき、
その会社が出展するヨーロッパ(イタリア・ミラノ)の展示会のディスプレイに採用されました。
また、私が参加したふるさとグローバルプロデューサー研修では、アメリカのバイヤーに紹介いたしました。
全日本DM大賞で紀州高野組子細工のDMが銀賞とブランディング賞を受賞し、多くの人に認知されつつありました。
これから、大阪、東京で展覧会を開催していこうとした矢先、
組子の工房が隣家工場の火災による類焼で全焼してしまいました。
道具類、材料、機械や作品、制作中の作品のすべてが灰になり、制作が全くできない状態です。
公的機関に相談したり、クラウドファンディングなど、救済していただける方法を模索しましたが未だ何もできていません。
また、技術の記録として残す方法を民間企業の支援などで試みましたが残念ながら叶いませんでした。
池田さんも年々年齢を重ねます。
このままでは世界遺産高野の高野六木を使用した他に比類のない紀州高野組子細工がなくなり、
300年続いた技術が途絶えてしまいます。
一日も早い復興を願っていますがなす術もなく今日まで来ました。
技術継承のため、どんな方法があるかと日々考えております。
どうか救済の良いお知恵を、ご教示くだされば幸いです。
よろしくお願いいたします。