リニューアル後最初の本紹介は、この店の名前の由来にもなったこの本にしたいと思います。
昔、ある人が静かな田舎に小さい家を建てました。
「わたしたちの孫の孫のそのまた孫の時まで、この家はきっと立派に建っているだろう」
ところが、時が経つにつれて小さい家のまわりには道路が通り、工場が建ち…
目まぐるしく変化していく世の中にあって、古くて変化のないものへの興味は薄れがちです。
でも、そのようなものにこそ大事なことが隠れているのではないでしょうか。
そんなことを考えさせてくれる絵本です。
たとえベストセラーになった本でも数年後には忘れ去られているのが常の本の世界で、絵本は20年30年と読み続けられ、子の代や孫の代にまで語り継がれるものがあります。
『ちいさいおうち』もそんな絵本の1つです。
ちいさいおうちの表情にも注目。
よく見ると、ちいさいおうちが笑ったり悲しんだりしているのが分かります。
この店も、いつまでも変わらないあたたかい空間であり続けたいと思います。
(文:小人店員)