毎月科学絵本を提供し続ける福音館の「たくさんのふしぎ」シリーズの傑作集より。
手で食べるのは行儀が悪いこと?
いいえ。
国や地域によっては手で食べるのが普通のところもあります。
食べ物が変われば食器も変わる。
例えばお米。
日本のお米は炊くと手にくっつくし、お米同士でくっついてまとまるので箸でもつまみやすい。
インドのお米はパラパラしていて、箸ではつまみにくいけれど、手でつまんでもベタベタしない。
例えばお肉。
ステーキやニワトリの丸焼きなどは、とても箸では食べられない。
こういう時は、やはりナイフがあると便利です。
その国、その地域によって食べ物が違い、食器が違い、食べ方が違い、文化が違う。
絵本を読んで異文化に触れるというのもいいものです。
あなたも一度手で食事をしてみてはいかが?
でも、ここは日本ですから、もしお母さんに
「お行儀が悪いですよ!」
と叱られたら、手で食べるのはやめてきちんとお箸を使いましょうね。
それと、食事の前には手洗いを忘れずに!
(文:小人店員)