ゆうたくんちのいばりいぬシリーズの1作目。
ゆうたくんの家で飼われているシベリアンハスキーの子犬が主人公。
1作目には出てきませんが、『じんぺい』というのがどうやら彼の名前のようです。
“いばりいぬ”の名の通りいかつい顔をしていて、口調もなんだか偉そうです。
口調が偉そうな上に、ゆうたの保護者を気取っているような節のあるじんぺいですが、ちゃんとゆうたを認めているという気持ちも、この絵本からはしっかりと伝わってきます。
ゆうたとじんぺい。
人間と犬。
この2人(1人と1匹)の関係がどんなものなのかは、絵本の最後にある言葉
おれと おまえ
ぜんぜん ちがう。
だけど すき。
だから ともだち。
の中で、全て表現されているのではないでしょうか。
あなたの家で一緒に暮らしている犬も、もしかしたら普段こんな風にあなたのことを思っているのかもしれませんね。
幼稚園くらいから。
(文:小人店員)