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バックナンバー2006年2月第2週

『ぼくとオーケストラ』
アンドレア・ホイヤー:絵・文 宮原峠子:訳 (カワイ出版) \1,470

実は今、クラシックがブームだって知っていましたか?

クラシックの名曲100曲を収録したアルバム『ベストクラシック100』(東芝EMI)がオリコンチャート5位を記録したり、クラシック界を舞台にしたコミックス『のだめカンタービレ』(二ノ宮知子/講談社)が大ヒットしていたり。

特に『のだめ』の人気は凄まじいです。
コミックスに出てきた曲を集めたCDまで発売され、ついには茂木大輔氏の企画で『生で聴く“のだめカンタービレ”の音楽会』というコンサートが、今年1月29日に愛知県春日井市で開催されるに至りました。
もちろん会場は満席だったそうです。

格調高くて手を出し辛いと思われていたクラシックの敷居も最近は徐々に低くなり、誰にでも気軽に楽しめるようになってきているように思います。

『ぼくとオーケストラ』の主人公は、オーケストラ団員をおじさんに持つ男の子。

「今日は本番なんだ。ついてくるかい?」

男の子はある日、おじさんに連れられてオーケストラを見学しに行きます。

ホイヤー氏の丁寧なイラストと、男の子の子供らしい素直な感想によって、一般人が普段知ることのできないオーケストラの舞台裏が語られています。
これを読めば、クラシックの世界がもっと身近に感じられるようになるはず!

その他に『ぼくとオペラハウス』『ぼくと楽器はくぶつかん』という本も出ていて、シリーズになっています。
合わせて読むとさらにおすすめ。

(文:小人店員)

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