千種海岸定点撮影

アクセスカウンター

 千種海岸から磯根岬方向をにらんで定点撮影をすることにしました。
 間隔は1から2週間置きとします。変化が大きい場合は毎日更新と言うこともあるかも知れません。


 晴れた日に限らず、雨天、嵐などでも撮影可能ならば撮影していきます。
 新しいものがどんどん上に積み上がって行くように掲載していきます。約1年掲載して古いものから順次消去していきます。


 画像に添えるデータは日付、撮影時刻、コメントとします。また、随時磯根海岸や西上総の海岸のうんちくを入れていきます。

 2017年2月4日8:51撮影

  左丘の茶色のものは「オニシバ」です。枯れきらない。水分抜いて休眠?これも温暖化の影響か。オニシバが占拠するとハマヒルガオなどは絶滅します。

 2016年12月25日9:39撮影

 波打ち際のゴミゴミしたものは落ち葉です。

 2016年10月21日9:16撮影

  左奥の丘を見ると秋がなくなりつつあります。この頃は夏がずーと長くてある朝急に冬です。

2016年9月2日9:22撮影

2016年8月21日9:19撮影

2016年8月11日9:13撮影

2016年8月4日9:09撮影
美しい景色は1週間の命でした。

2016年7月30日9:30撮影
約半月で景色が一変しました。海岸植物と淡水性藻の緑と白砂を添えて、大きく蛇行した川、手前の川底には中州に砂の波紋までサービスしていただきました。

2016年7月13日9:35撮影

2016年7月2日8:33撮影

2016年5月19日8:55撮影

 2016年5月1日9:39撮影

遠く左側の植物の緑の色がかなり濃くなりました。今後、ハマヒルガオのピンク等の色が確認出来るかどうかです。

 2016年4月27日9:01撮影

川がなくなっています。砂が黒くなっている部分が満潮時に潮が来ている位置を表しています。

 2016年4月6日9:11撮影


 干潮ですが汐だまりがありません。左側前方の土手がだいぶ緑色になりました。5月頃、この土手にもハマヒルガオが咲きます。

 頼朝の北上ルートは、海路北上、陸路北上の2説があります。安房から3、4日くらいで東京の浅草近辺に移動していますので、海路説が有力ですが、上総湊の湊川を越えれば、後は砂浜づたいにずーっと東京まで行けたはずです。途中の小糸川、小櫃川、養老川などはみんな遠浅の砂浜に開いた河口ですので、大潮の干潮ならば馬での河川横断が可能です。ハイウエイのようにどんどん進んだはずです。


 2016年3月26日9:30撮影


 川幅が大きくなりました。これは、河口部が砂でせき止められ、水がたまって湖のように広がるからです。貯水量が増すと河口が決壊して水が出て川幅が狭くなります。でもまたすぐに河口がふさがります。

 この砂浜に開く河口の運動は日本各地いろいろなところで見受けます。西上総の海岸の歴史過程を覗きますと、一つは源頼朝の北上ルートの問題、もう一つは亡くなられた高橋在久さんが夢見た須恵の潟湖問題があります。


 2016年3月16日9:20撮影


 中潮。流木がなくなりました。

 2016年3月2日9:14撮影


 中潮です。川の流れは元に戻りました。

 

 2016年2月19日10:02撮影


 中潮です。流木がひとつ上陸しました。


 流木はしょっちゅう到着します。時にはウミガメ、イルカ、果ては大黒様、FRPの船の残骸・・・・何でも上陸します。
 手前の川は見えなくなっています。

 

 2016年2月4日9:38撮影


 干潮です。汐だまりが沢山出来ました。あの鋸山が見えません。

 このあたり一帯、古語では千種の浜と言います。古文書では、室町時代の「廻国雑記」や、歌集「未木集」に出て来ます。また、同じく室町時代成立の「義経紀」には、安房に逃れた頼朝が勢力を強めて、「造海を渡り、讃岐の枝が浜、磯根岬を馳せ急がせたまひて、篠部川尻にて休止、須恵川(小糸川?)を下ってくる武士共を待って、海岸伝いにさらに北上・・・・」と出てきます。歴史時代には、小糸川河口は富津岬付け根の南側に開いていました。

 当時の河口はおそらく砂でせき止められ、背後に大きな遊水池がひろがっていたことでしょう。その大きさは、あるいは現在の富津市役所当たりまで沼のような状況だったかも知れません。 高橋在久さんの求めた須恵潟の存在は夢ではないかも知れません。

 この悪水排除に、いつだれが動いたのか歴史は沈黙していますが、現在の古糸川下流の流路は明らかに人工のものです。

 東上総から川沿いに移動集まってくる武者達を小糸川河口で待つというのは地政学的に納得出来る運動行動です。(房総半島の川の源流は、ほとんど清澄山系に集中しています。河口は離れていても源流は谷一つの距離です。橋のない当時、川を渉るとすれば遠浅の河口か、それでなければ最上流で川を回避するしかありません。)

 2016年1月14日14:00撮影


 ラクダのこぶのような磯根岬の先端からチョコッと顔を出しているのは、鋸山のあたりです。これが見えるのは湿度が低くて天気がよい証拠。快晴、潮は中潮です。砂利のような小さな礫石が見えます。海岸は、どういうわけか礫石が沢山寄せてくることがあります。