桜貝が寄せる浜 上総湊地区

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海浜植物の保護のための柵が設けられています。10年以上前はハマヒルガオの群生地だったのですがいつのころからかオニシバが支配する地となりそこに点々と月見草、コマツヨイグサなどの外来種やハマボウフウが繁茂していて、ハマヒルガオは柵の外側にわずかに残っているだけです。 

 波打ち際近くは、ゴミが多く、本来ならここにあるはずのハマヒルガオが生育出来ていません。

 海浜公園は砂防がほぼ完璧に成功しています。つつじ類を中心に花が咲き誇っています。

 ここで提言です。やはり松がないのは寂しいことです。そこで、保護柵内を横に2分割し、海側は現状のまま、そして陸側は採石の軽転圧で松を育てます。ここでも徹底的な清掃で白砂青松ベルトを実現させます。

 海浜全体の下水の充実、流れ着いたゴミの完全除去は他の海岸と同じです。

 上総湊海岸の北側悪波海岸は桜貝が寄せてきます。大潮で貝殻が集中してある場所に寄せることがあります。場所は一定しませんが、海岸の構造物と潮の流れの関係で20m四方ぐらいの場所に沢山の貝殻集中して流れ着きます。その集中はすさまじいものがありますが、それがいつの間にか洗われてなくなり、次の日に行ってみると、こんどは沢山の砂利に替わっていたりします。

 その中に桜貝が点々と混じっているのです。

 貝殻の寄せ場から離れた所にも桜貝がぽつりぽつりと見られます。

  上総湊海岸の2016年オニシバ状況

 上総湊海岸は、保護柵内はオニシバが分布しており、柵外に粗配置のハマヒルガオ分布が見られます。